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Lebesgue積分と函数解析 [ - Lebesgue積分]

こんにちは^^

2,3日前位に家にあった 「ルベーグ積分と関数解析」 の理工書を読み始めました。

これは中々分かりやすいな~と思いました。
まずは "Riemann積分" の復習から始まって、 "Lebesgue積分" との違いなどを簡単に説明して、まずは1次元Euclid空間Rで話を進めていき、最後に一般の空間Xでの話に発展させていっています。

学校の講義では濃度についてちょこっとやった後、いきなりσ - 加法族 及び 測度 の定義をやりました。
なので講義ではあまり「何故、この様に定義するのか(可算加法性についてです)」 が分からないというか感覚が掴めない状態だったんですけど、この本を読んで、納得致しました。

函数列{fn(x)} がRiemann可積分であり、f(x) = limn→∞fn(x) であるとき、必ずしもf(x) はRiemann可積分とは限らなかった。
なのでこれをLebesgue積分では補いたい。
といったところから可算加法性の必要性が出てくる訳ですね。

簡単に言えばRiemann積分は積分区間[a , b] を(被積分函数に関わらず)分割したのに対してLebesgue積分ではf(x)の値域を分割することによって求めます。

簡単なために 0 ≦ f(x) ≦ M とする。
f(x) と x = a , b と x軸 によって囲まれる領域の内、 k/N < f(x) < (k + 1)/N となる領域をDk(0 ≦ t ≦ NM - 1)とします。(値域をN分割した。)
ここで Et := {x ∈ [a , b] ; f(x) > t} と定義すれば 
E(k + 1)/N × (k/N , (k + 1)/N] ⊂ Dk ⊂ Ek/N × (k/N , (k + 1)/N] となるので集合Eの "長さ" m(E) が定義されているとすれば
(1/N)m(E(k + 1)/N) ≦ (Dkの面積) ≦ (1/N)m(Ek/N)
ここで不足和・過剰和をそれぞれ
Σt=1NM (1/N)m(Et) , Σt=0NM-1 (1/N)m(Et) と定めれば
不足和は単調増加、過剰和は単調減少なので 1/N → 0 とすればこれらは
0M m(Et) dt に収束する。
故に
ab f(x) dx = ∫0M m(Et) dt
をLebesgue積分と定義します。

続きはまた^^


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