閉包 [ - Topology]
こんにちは^^
しばらく野球がないと何か寂しいですねぇ・・・・・
てなわけで続きです.
今回は "閉包" です.
とある本で,閉包の定義が以下の様に記されていました.
Cor(Def)[閉包] 位相空間(X , O) の部分集合 A に対して, A を含む最小の閉集合 B が存在する これを "A の閉包" と言い, これを |
そして今, 使用している本には以下の様に記されていました.
Def[閉包] 位相空間(X , O) の 点 p ∈ X と 部分集合 A に対して, p が "A の触点" である ⇔ ∀N ∈ N(p) に対して, N ∩ A ≠ φ . この p 全体の集合を |
大体の本で見られるのは後者の方ですよね.
ここで, この Cor の Proof をします.
( Proof )
{Fλ}λ∈Λ を Fλ ⊃ A かつ Fλ : closed set を満たす集合族とする.
この時, B := ∩λ∈Λ Fλ と置くと B ⊂ X なので, これが
(1) B : closed set
(2) ∀F ⊃ A (F : closed set) に対して, B ⊂ F .
を満たす事を示せば良い.
[ (1) の Proof ]
閉集合の公理 より明らか (閉集合の公理についてはまた今度upします)
[ (2) の Proof ]
∀F (⊃ A) : closed set , ∃λ0 ∈ Λ ; F = Fλ0 .
故に,
F = Fλ0 ⊃ ∩λ∈Λ Fλ
となる.
ではまた^^
基本近傍系 [ - Topology]
こんばんは^^
前回の続きです.
Def 位相空間(X , O) の各点 p ∈ X に対して, FN(p) ⊂ N(p) が基本近傍系である ⇔ ∀N ∈ N(p) , ∃M ∈ FN(p) ; M ⊂ N |
これが基本近傍系の定義です.
そして以下が基本近傍系の公理です.
TH(基本近傍系の公理) Topological.S.P (X , O) 上の点pに於いて基本近傍系FN(p)は以下を満たす. [FN1] V ∈ FN(p) ⇒ p ∈ V [FN2] V1 , V2 ∈ FN(p) ⇒ ∃V3 ∈ FN(p) ; V3 ⊂ V1 ∩ V2 [FN3] V1 ∈ FN(p) に対して, ∃V2 ∈ FN(p) ; "q ∈ V2 ⇒ ∃V3 ∈ FN(q) ; V3 ⊂ V1" |
(Proof)
[FN1]
V ∈ FN(p) ⇒ V ∈ N(p) ⇒ p ∈ V
[FN2]
V1 , V2 ∈ FN(p) ⇒ V1 , V2 ∈ N(p) ⇒ V1 ∩ V2 ∈ N(p)
故に, ∃ V3 ∈ FN(p) ; V3 ⊂ V1 ∩ V2 .
[FN3]
V1 ∈ FN(p) ⇒ V1 ∈ N(p) .
故に, ∃ M ∈ N(p) ; M ⊂ V1 ∧ " q ∈ M ⇒ V1 ∈ N(q) " .
また, M ∈ N(p) ゆえ ∃ V2 ∈ FN(p) ; V2 ⊂ M .
さらに, q ∈ V2 ⇒ q ∈ M ⇒ V1 ∈ N(q) ⇒ ∃ V3 ∈ FN(q) ; V3 ⊂ V1 .
ではこの辺で^^
近傍系の公理(証明) [ - Topology]
こんにちは^^
今日は学校の都合でさっき家に帰ってきたばかりです。
なので家に帰って直ぐに J sports 1 を付けたら・・・・・・・・・・・・
15 - 3
一気に見る気が無くなってしまいました・・・・・・
今日は小林宏之投手に始まり,投手陣大崩壊という日になってしまいました・・・
ここで一気にやられて気を引き締めよう!ってことか!
藤田投手が特に危険ですね~
これでは川崎投手のほうが信頼できますよ・・・
復活を願うばかりです!
ってことでここからは違う話題です.
今日はちゃんと試合も見てないのでね それにこの試合を忘れたい
では昨日の Theory の Proof です.
Th(近傍系の公理) Topological.S.P. (X , O) 上の点を p とする時,以下が成立する. [N1] X ∈ N(p) , N ∈ N(p) ⇒ p ∈ N [N2] N , M ∈ N(p) ⇒ N ∩ M ∈ N(p) [N3] N ∈ N(p) ∧ N ⊂ M ⇒ M ∈ N(p) [N4] N ∈ N に対して, ∃M ∈ N(p) ; N ⊂ M ∧ "q ∈ M ⇒ N ∈ N(q) |
( Proof )
[N1]
X ∈ O ゆえ, p ∈ X ⊂ X となるので X ∈ N(p).
また,
N ∈ N(p) ⇒ ∃U ∈ O ; p ∈ U ⊂ N . 故に p ∈ N .
[N2]
N , M ∈ N(p) ゆえ ∃U , V ∈ O ; p ∈ U ⊂ N ∧ p ∈ V ⊂ M .
故に, p ∈ U ∩ V ⊂ N ∩ M となるので, N ∩ M ∈ N(p) となる.
[N3]
N ∈ N(p) ゆえ ∃U ∈ O ; p ∈ U ⊂ N .
また N ⊂ M なので, p ∈ U ⊂ M . 故に, M ∈ N(p) .
[N4]
N ∈ N(p) ゆえ ∃U ∈ O ; p ∈ U ⊂ N .
U ∈ N(p) なので M = U と置けば,
q ∈ M ⇒ q ∈ M = U ⊂ N となるので N ∈ N(p) が分かる. ■
といった感じですかね.
近傍系公理 [ - Topology]
こんにちは^^
今日は Marines の試合が中止になってしまったので前回の続きです.
Metric.S.P に於いては "近傍" を用いて様々な概念を定義しましたが,Topological.S.P に於いては "開集合族" がこれの役割を果たします.
なのでまず, "開集合族" を用いて "近傍" を定義します.
Def 位相空間(X , O) の部分集合 N が点 P ∈ X の"近傍(neiborhoods)" である. ⇔ ∃U ∈ O ; p ∈ U ⊂ N . また,各点 p に対して p の作る近傍全体の族を "近傍系" と言いN(p)と書く. |
これが "近傍" の定義です.
そして次の定理は "近傍(近傍系)" の性質です.
Th(近傍系の公理) Topological.S.P. (X , O) 上の点を p とする時,以下が成立する. [N1] X ∈ N(p) , N ∈ N(p) ⇒ p ∈ N [N2] N , M ∈ N(p) ⇒ N ∩ M ∈ N(p) [N3] N ∈ N(p) ∧ N ⊂ M ⇒ M ∈ N(p) [N4] N ∈ N に対して, ∃M ∈ N(p) ; N ⊂ M ∧ "q ∈ M ⇒ N ∈ N(q) |
位相空間(Topology) [ - Topology]
こんばんは^^
今日は "位相空間(Topology Space)" をちょこっとやりました.
"距離空間(Metric Space)" に関しては去年,勉強しましたが "位相空間" をやるのは初めてです.
(もちろん, "距離空間" は独学です^^;)授業はあまり出る気になれなかった
まずは, "位相(Topology)" の定義です.
内容的には "Metric S.P" に於ける "開集合(Open Set)" の性質を抽象化したものです.
Def X(:set) の部分集合族O が次を満たす時,O を X 上の位相と言い, X と X 上の位相Oの組(X , O) を位相空間と言う. [O1] X ∈ O , φ ∈ O [O2] O1 , ・・・・・・ , On ∈ O ⇒ ∩k=1n Ok ∈ O [O3] ∀λ ∈ Λ ( Oλ ) ⇒ ∪λ∈Λ Oλ ∈ O |
位相空間(X , O)に対してU ∈ O なる U を "開集合" と定義します.
距離空間に於いては "ε - 近傍" を用いて "開集合" , "閉集合" , "連続写像" 等を表したが位相空間に於いてはこの役割を X の開集合族O が果します.
なのでこの開集合族を用いて "ε - 近傍" を表します.
このことはまた^^